壮絶なレノンリーの再生 その2

 

レノンリー「人間が最も恐ろしいものってなんやと思う?」

リッツ「・・・・・・死ぬこと?」

レノンリー「違う。 己の罪を、己で認め認識する事。

俺たち人間は、わざとそれをしないように造られている。」

 

リッツ「どうして?」

レノンリー「そんなことをしたら、生きていく事が出来なくなるから。

死ぬよりも怖い事に、どれだけの強い意志を持ったら耐えれる?

それでも生きていかなくてはならないとしたら?」

 

リッツ「・・・・・とてつもない恐怖。」

レノンリー「自分の闇を認識することほど恐ろしいものは無い。

原爆を投下した戦闘機に乗っていたパイロットは、12人。

その中に一人だけ、パイロットではない人物が居たと言われてる。」

 

リッツ「・・・・まさか! 神父?」

レノンリー「あたり!」

リッツ「・・・・・・・・・・。」

 

レノンリー「罪のない無差別殺人を実行するなんて、普通の精神状態じゃ無理や。

そのときは大義の為って言い聞かせても、何年・何十年。

自分が幸せであればあるほど、実行した人間は罪の意識にさいなまれる。

だから、神父を使って洗脳する。

君は悪くない。」

 

リッツ「・・・・・・・・・。」

レノンリー「武学が悪く使われた、ものすごく分かりやすい例えやな。

 

俺たちは、武学者や。

悪魔の力を持ってることを理解しないといけない。

そして、それは善行のために使われないといけない。

そうじゃないと、罪のない人たちが大勢苦しむ結果になる。

 

そうならならないために、まずは、最も知りたくないであろう自分の罪を、

文章で告白する事から始める。

いきなり人前で、告白するのは無理やろぅ?」

リッツ「それをしたら、どうなるの・・・・?」

 

レノンリー「見えるものがあるねん。

醜悪で、矮小で、卑劣で下劣。 そんなどうしようもない自分の奥に、

一つのものがある。

それを見つけるためにはどうしても必要な事やねん。」

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リッツ(安西律子)

リッツ(安西律子)

「武学」を学んではや10年以上・・・・・。 その間に仕事を辞め、結婚をし、 現在は子育て真っ最中です。 私自身が観た視点で、「武学」や、それに関連することなどを、 面白おかしくわかりやすく、お伝えできたらと思っております。 よろしくお願いいたします。
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