神としての感想
リッツはボンヤリとレノンリーの話を聞きながら、
不思議な事を言っているなぁと思っていました。
リッツ「(何故? 大変? だって私は神だから、大変も何も無い・・・・。
そんな感情も、そんな感覚も、私は無い。
なにを言っているんだろう?)」
レノンリー「一度みんな目をつぶって、自分の呼吸に意識を置いて・・・・。」
何秒・・・?
または何分・・・・・?
長い?
短い?
全員「・・・・・・・・・・・・・・」
リッツ「(なんだか、ものすごく長く感じる・・・・・・・。)」
レノンリー「では、そろそろ目覚めてください。
・・・・・人間として!
私の手をたたく音と同時に、貴方の中に眠っていた人が、目を覚まします。」
レノンリー「・・・・・・・・・・・・・。」
パチン!
レノンリーは手をたたいて音を出しました。
レノンリー「ゆっくり自分を呼び戻していってください。
完全に戻ったと思ったら、
目を空けてください。」
全員「・・・・・・・・・・・・。」
目を空けたら貴方は元の自分であり、人間です。」
全員「・・・・・・・・・・・・。」
レノンリー「・・・・全員もどりましたね?
では、今の感想を一人一人発表していってください。」
ジョーイ安西「自分じゃないみたいでした。
自分なんですが、違う自分が自分の口を借りて話しているみたいでした。」
レノンリー「嫌だった?」
ジョーイ安西「いえ、全然いやではなかったです。 むしろ、あのままでいたかった感じです。」
レノンリー「人々を奮い立たせ、心をまとめる事の出来る雄大な神だったと思う。」

リッツ(安西律子)

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