人間から神を見る

O皮氏「恐ろしいほど感覚が冴えている気がしました。

そんな自分を、上の方から自分が見ている。

まるで幽体離脱をしているような感じでした。」

 

レノンリー「これが本当の幽体離脱だよ(笑)。

ある意味、一番神らしかった。 あくまでも選択者は人間であると、

その位置をブラすことはなかったな。 感情に訴えかけない神だった。」

 

Sの木氏「物凄い、怒りと、悲しみと、苦しみが自分を襲いました。

そしてとても悔しかった。

何故気が付かないんだって、思いました。」

 

レノンリー「戦いの神やねぇ。 美しいこの世界を守りたい思いが、

ひしひしと伝わってきたよ。」

 

リッツ「自分の身体じゃないみたいでした。

気が付くと泣きながら叫んでいました。」

レノンリー「自分はどうなっても良い、力を貸してくださいって言ってたな。

必死だったな。 それくらい地球が危機なんだと、本当に思った。

優しい神だった。」

 

全員「・・・・・・・・・・・・。」

 

レノンリー「徐々に人に戻ってきてるな。

では、今度は人としての目線から、自分の書いた紙の言葉を見て。」

全員「・・・・・・・・・・・・。」

 

レノンリー「何を感じる?」

 

ジョーイ安西「・・・・本当にこんなことを俺は言ったのかな?」

Sの木氏「・・・・・・自分の言葉じゃないみたいです。」

O皮氏「・・・・・え? これ、ほんとに自分の言葉?」

リッツ「・・・・・自分の言葉だとは思えません・・・・・。」

 

こんな言葉、

こんなスケールの大きな言葉・・・・・、

頭のイ〇れた大馬鹿者か、それ以外しか口にしないよ・・・・。

心底信じられない気持ちで、全員自分の言葉を見つめていました。

 

レノンリー「そう。 だけど、自分の中から出た言葉なのは何よりも自分が知ってる。

これが、自分の中に眠っている神の言葉だ。」

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リッツ(安西律子)

「武学」を学んではや10年以上・・・・・。 その間に仕事を辞め、結婚をし、 現在は子育て真っ最中です。 私自身が観た視点で、「武学」や、それに関連することなどを、 面白おかしくわかりやすく、お伝えできたらと思っております。 よろしくお願いいたします。

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