「武学」という言葉を初めて知る
リッツ「・・・・・私は・・・・・・。」
レノンリー「・・・・・・・・・・・・。」
リッツ「私は、なんのために生きているのか分からない人間です・・・・。」
レノンリー「・・・・そうか。」
生きている意味が見いだせない人生を送っていた事に、気が付いてしまったリッツは、
絶望を抱いき、目の前が真っ暗になりました。
レノンリー「無い訳ではないがな・・・・。」
リッツ「でも、思い当たらないんです! 自分の生きる意味が!」
レノンリー「ひどい顔してるな。」
リッツ「・・・・・・怖いんです。 何故か分からないけど恐ろしくて・・・・・。」
レノンリー「生きる目的がないと知った現実は恐ろしいか?」
リッツ「はい・・・・・。」
レノンリー「だったら大丈夫。 お前の生きる目的は有る!!」
リッツ「へ?」
レノンリー「ただ、眠ってる。 お前の中で。
人生の目的は、お前の中から引っ張り出すもんや。
普通は知らんのが当然。」
リッツ「・・・・・??」
呆れた顔をしたレノンリーが、大きな声で言いました。
レノンリー「あのな~~~、人生の目的なんて簡単に出るもんやない!
一生それを探し続けて、それでも分からずに死んで行くヤツも山ほど居るねん!」
リッツ「で、でも、私は・・・・・!!」
レノンリー「無い事が恐ろしいんやろぅ? だったら有る!!
中には恐ろしくないヤツも居る。 そんな奴は人生の目的を出す必要は今のところ無い。
ある国では、小学校の時から生きる目的のための教育をすすめてる。
そこの子供達は、将来の職業と何をしたいのかまでが明確にある。
例えば、未来に人が増えて食べ物がなくなったときの為に、
人体に全く害のない人工肉を作る学者になるとか。
そのために小学校のころから自分が何の勉強をするのかを自分で決めるねん。」
リッツ「は、はぁ・・・・・、凄いです・・・ね?」
レノンリー「・・・・・・・・・・・・。」
こいつ分かっとるんか?
みたいな顔をされたのですが(笑)。
レノンリー「知りたい?」
リッツ「・・・へ?」
レノンリー「人生の目的。 知りたい?」
レノンリー「人生の目的、出す方法がある。
知りたい? 自分の人生の目的。」
リッツ「わ、私にもあるんですか? 人生の目的が。」
レノンリー「誰でもある。 地球上全ての人間が持ってる。」
リッツ「私、知りたいです! 私の人生の目的があるなら、私は知りたい!!」
レノンリー「よし、分かった。 いいよ~~~~ん。
武学、しっかりやろっか。
これからよろしくね~~~~。」
リッツ「は、はい・・・・(何か軽いなぁ・・・・)。」

リッツ(安西律子)

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