感謝に勝る武器は無い その3

レノンリー「これからの人生、全てに感謝して生きる・・・・。

理想やけどもそうは出来ない。

何故ならば俺達は欲求を持っているから。

ただ、欲求は生命を維持するために必要不可欠やねん。

 

すべての欲求が無くなる時、それは恐らく死ぬときやと俺は思ってる。」

 リッツ「そうか・・・・。

自分を生かしてくれた全てに感謝して死ぬんですね。」

レノンリー「そういう事。 そんな仙人みたいなことは、死ぬ直前になればいい。」

 

O皮氏「私は、善人になるのも難しいと思います。」

レノンリー「俺はなぁ~~~~、実は善人って言葉は嫌いやねん。

『貴方って善い人ですよね~~~~。』

これって、全く褒められてないって俺は思ってんねん。

 

リッツ「良(善)い人って悪いの?」

レノンリー「あのなリッツ、イイ男って悪い奴? 良い奴?」

リッツ「・・・・・??」

レノンリー「キカイダーとハカイダー、どっちが好き?」

 

リッツ「断然ハカイダー!!」←オタク

レノンリー「ハカイダーって良い奴ちゃうやん。

別に世のため人のために戦ってるわけじゃないし。

キカイダーと敵対する事もあるし。」

 

リッツ「でも、超カッコいいもん!」

レノンリー「まー、これが答えですョ、皆さん。

良い人って言葉は、ある意味、

『どーでもイイ人』って事や。

 

だけど、映画や漫画やテレビを観ても、

敵の親玉とかヤクザの大親分とか出てくるけど、悪いくせにカッコいい奴多いやん。

バビル二世もいいけど、デビルマンの方がカッコいいやん!」

リッツ「・・・・多分、私以外分かんないと思うよ・・・・。 年代的に。」

 

レノンリー「・・・・・・まー、そんなもんや。」

要は、俺が言いたいのは、「武学」を使うものは、悪人でないといけないと俺は思ってる。

人間でありながら善人になるなんてのは、

生きながら仙人になるようなもんや。

 

滝行毎日30年!

やったところで善人に成れるかどうかわからんし、そんな時間もかけてられへんやろ。

だったら修験の修行した人間は、皆善人になってなおかしい。

だけどそうじゃないって事は、結論、成れないねん。」

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リッツ(安西律子)

「武学」を学んではや10年以上・・・・・。 その間に仕事を辞め、結婚をし、 現在は子育て真っ最中です。 私自身が観た視点で、「武学」や、それに関連することなどを、 面白おかしくわかりやすく、お伝えできたらと思っております。 よろしくお願いいたします。

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