「志命」を出す その2
レノンリー「そろそろ全員書けたかな?
思った以上に早いなぁ。
あ、そうそう。
あの天命を書いているノートな。
あれは思いついたことを書き留めるノートとしても使った方が良い。
何か閃いたり、何か感じたり、何か思う事があったりしたら、
直ぐに文字化する癖を自分につけると、
思考を具現化する事に抵抗がなくなる。
実際に思い描いたことが現実化するには時間がかかるけど、
エネルギーは意図に従うから、
まずは意図を文字として具現化する事は、
そこにエネルギーを持たせるのと同じやねん。
志命が出たら、後で面白い事をしよう。
さて、皆できた?」
レノンリーはさらに新しい紙を一人ずつに配りました。
レノンリー「んじゃ、もぅここで志命を書いてもらおうか。
さっきの3枚を参考にして、自分の志命を書いてください!
そしてそれが終わったら一人ずつ発表してください。
制限時間は10分!
よ~~~いスタート!」
すでに10時間が経過していました。
それでも何故がエネルギーが枯渇する気がしませんでした。
リッツ「(早く言葉にしたい!!
この溢れるような、強い思いを早く言葉にしたい!!)」
おそらくみんな同じ気持ちだったと思います。
脳が疲弊し、身体はクタクタなのに、全員突き動かされるように文字を書き連ねました。
レノンリー「終了!
さあ、誰から発表する?」
Sの木氏「じゃ、じゃあ僕から・・・・・・。」
おずおずと手を上げたのはSの木氏でした。
何時も何処か不安げな表情を浮かべている彼ですが、
今は少し違うような気がします。
レノンリー「お!! 良いねぇ!
んじゃ、前に出てください!
そして、上座に移動してください。
俺が名前を呼ぶんで、そしたら前に出てきてスピーチを始めてください!」

リッツ(安西律子)

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