現代のアレルギー その1

凄いアレルギー体質の子が一年生で入ってきたときは、

非常に申し訳ないと思ったのですが、お母様に除去食の作成をお願いし、

お家から持ってこられた専用の鍋とお玉で、その子の給食をコンロで温める。

という方法しか取れませんでした。

 

ある程度裕福なお家の子供だったので、お母様が専業主婦をされており、

その子の食の管理はお母さまが徹底的に行っておられました。

 お母様はかなりご苦労をされ、アレルギー除去食を学ばれ、

他の子供達と変わらない見た目の、メインのおかずを作って来てくださるのです。

 

小麦粉を米粉で代用、牛乳の代わりにその子が摂取できるココナツミルクなど・・・。

前もってメニューと出来上がりの写真もお渡しし、

周りの子供と大差ないものをお作りなられておられました。

本当に脱帽いたしました。

 

母親だからこそ出来ることですね。

この子の場合は、ご両親が対応を出来る環境でもあったので、

命に係わることも乗り越えてこられました。

 

しかし社会的に見て、お家でアレルギー除去をするのは、

その家の特にお母さんに、非常に負担がかかります。

それほどまでに、今のアレルギーは本当に多岐にわたり、

実際家庭でも手に負えなくなっている状況もあるのです。

The following two tabs change content below.

リッツ(安西律子)

「武学」を学んではや10年以上・・・・・。 その間に仕事を辞め、結婚をし、 現在は子育て真っ最中です。 私自身が観た視点で、「武学」や、それに関連することなどを、 面白おかしくわかりやすく、お伝えできたらと思っております。 よろしくお願いいたします。

最新記事 by リッツ(安西律子) (全て見る)