Coffee Break 孔子と老子
レノンリー「さあ、ここまで来たら俺たち一人一人の、
人としての「志」を出さないといけない!
・・・・やねんけど、ちょっとここで一息入れようか。
面白い話をしたいと思う。
孔子と老師についてや。
O皮氏、孔子と老子って何言った人か分かる?」
O皮氏「老子は、・・・・確か無為自然・・・・・。
だったような・・・・。
孔子は、義を見てせざるは勇無きなり・・・・・ですか?」
レノンリー「パーフェクト!」
そう言いながら、レノンリーはホワイトボードにこの二つの言葉を書き始めました。
レノンリー「まー、簡単に言うと、
老子は、人とは自然であるべきですよ。
手を加えるのではなく、ワンネスの事を言ってるねん。
人間も宇宙や大自然の中の一部であるということに目覚め、自然とともに天寿をまっとうするという生き方が、
人間本来の生き方ですよ~~~って教え。
孔子は、損得勘定や羞恥心などが行動の邪魔をし、勇気をもって踏み出せないのは人として良くないよ~~~。
人として何が正しい行動かを理解して実行に移すのが人本来の生き方ですよ~~~って言ってる。
どっちも良い分は分かるよね。
さて、老子と孔子、どっちが抽象度が高い? ジョーイ。」
ジョーイ安西「・・・・老子ですか?」
レノンリー「そうやな。
人類よりも自然・地球の方が抽象度や支店が高い。
んじゃ、教えとしては老子の方が優れているのか?
でも俺達は人間やん?
って考えたときに、この二人の弟子たちの面白い話があるねん。
この二人は同じ時期に頭角を現してきた思想家やった・・・・。
ある日、孔子の弟子と、老子の弟子が出会って、口論になった。
孔子の弟子「人として生きるには、良い事や悪いことを自覚して、
そこに対して真摯に行動をするべきだ!」
老子の弟子「そんな人間の目線でものを言ってるから問題が収束しない。
植物がケンカする?
人間と言う器を通り越して、全てが一体であれば、誰も争い合う事なんてないやん?
勿論抽象度の高い老子の弟子の方が、孔子の弟子を言い負かせてしまう。
孔子の弟子たちは、師匠に駆け寄ってこういうねん。
孔子の弟子「老子の弟子に人間同士と言う視点でモノを観ているから、
小さなことでも争い合ってしまう。
大きな視点でモノを観る老子先生のお言葉の方が納得いきました!」
その言葉を聞いた孔子は、静かに弟子たちにこう言うねん。
孔子「そうか。 確かにそうですね。
君たちがどのような生き方をしたいかを、私は強制することは出来ないから、
自分の思うように生きたらいいと思うよ。
しかし、私は自然の一部であるけれども、人間だから、
人間としての生きる道を模索するよ。」
そう聞いて、孔子の弟子たちは、やっぱり孔子最高~~~!
ってなったとか(笑)。

リッツ(安西律子)

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