よく講座で出てくる「系の外に出る」という言葉。
心理学用語では、「メタ認知」と言います。
「メタ」は「高次の」という意味です。
知覚、記憶、学習、言語、思考などを認知する際に、
より高い視点から客観的に認知することです。
「もう一人の自分」「俯瞰する」「認知についての認知」など様々な表現があります。
メタ認知機能は2つあります。
・「抽象度を上げる」=系の中での高い視点
・「抽象度の外に出る」=系の外からの客観的視点
です。
講座では、系の例として、宗 教や政 治を取り上げますが、
個人や組織の経験・体験から積み上げてきたやり方、考え方にも当てはまります。
職業・業界ごとの系もあります。
組織のやり方・伝統も系のひとつです。
個人でも、「自分はこんな人間だ」という系があります。
不安や恐怖なしに行動できる範囲、心地よいゾーンがひとりひとり存在します。
ですが、
「心地よい」=「理想のあり方・行動・状態」ではない場合もあります。
本当は、やりたい事を様々形にしていきたいが、
現実は色々と中途半端になってしまうという場合、
「中途半端に諦めやすい自分」という系が存在する可能性があります。
その場合、
本当にそうなのか?
上手く言った経験はないか?
自分は気が付いていないけど人には認めらている部分はないか?
など、
自分はこうであるという決めつけの外に出て、
自分を再確認することが「系の外に出る」ということにもなります。
系の外に出るには、
武学の対人稽古のように、他人とのコミュニケーションで分かってくることがあります。
人と相対する量と質に伴って、自分を知ること、己を知ることに繋がります。
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