結構定義が難しい感謝と禮
「武学」の「禮法」を実行する際に、
よく聞く言葉があります。
それは、「感謝の体現」です。
でも、ぶっちゃけちゃいますが、「感謝」とは何ですか?
このように聞かれて明確に答える事が出来るでしょうか?
「ありがとう」って思う気持ちの事ですか?
確かにそうです。
でも、おそらく「武学」で伝えている「禮」は、
「お醤油取ってくれてありがとう。」の、「ありがとう」とはちょっと違います。
確かに同じではあるのですが、「ありがとう」という言葉は、
対人関係があって初めて成立する言葉です。
何かしていただいたことに対して「ありがとう」。
これは私達は日常的に使う言葉です。
感謝とは、この「ありがとう」をもっともっと広く、
もっともっと深くしていったものなのではないかとリッツは思います。
何日も雨ばかり降っていて、雨があがり太陽が雲の隙間から除き、
暖かな光で自分を照らしてくれる。
その瞬間に、「お天道様ありがとう。 有難い。」と感じるわけです。
そうです「ありがとう」は「有難い」。
「有難い」とは存在が難しい。
存在していることが、本当にまれですごい事なんだ。
「ありがとう」とは人と人。人と物。
その間で起こるエネルギーの事で、
「感謝」とは、
お互いがお互いに、お互いの事を「有難い存在」だと思い合うこと。
そして「ありがとう」とは、そのエネルギーの現れの事を「言語」で示したものです。
そして、それを行動で示したものが「禮(礼)」なのです。
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リッツ(安西律子)
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