リッツの過去をリッツが探る
レノンリー「正直、一週間以内に文章が送ってこなかったら、
武学を学ぶ資格なしと見て、見放すつもりやったわ(笑)。」
いったい自分の記憶がどのあたりから、どのあたりまで、あやふやなのか・・・・。
リッツはまずそこを考えました。
リッツ「専門学校時代の記憶は結構しっかり残ってる・・・・。
高校時代も3年くらいは憶えているけど・・・・・、
1,2年はおぼろげなところがある・・・・。
何でおぼろげなんだろう・・・・?」
何故記憶が薄もやがかかったかのように朧げなのか・・・・?
それはリッツが自分の人生を手放しながら生きていた証拠です。
小学校の低学年から、高校生まで・・・・・。
学生時代の最も楽しい時を、リッツはまるで自分を自分の外から見て生きていたのです。
「武学」の基本姿勢は「自立」。
自分の過去を思い出し、文字化することは、
自身の人生の主人公は自分自身であることを証明するためでもあったのです。
アルバムや写真を見ると、それにまつわるエピソードが思い出されてきます。
リッツ「そんな嫌な思い出ばかりじゃない・・・・・。」
義父とはほとんど接点がなく、余り嫌がらせを受けた記憶も思い当たりません。
何故?
一体だれに対して嫌悪を抱いているのか・・・・?
それは「母」に対してでした。
レノンリー「リッツの話はいつも、母親を通して話をしていた。
リッツ自身が話している言葉がなかなか出てこなかった。」
リッツは子供の事よりも、自身の女の幸せを重要視した母親が許せなかったのです。

リッツ(安西律子)

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