「夢」と「志」はどのような違いがあると思いますか?
辞書でひいてみると
夢
1. 眠っている間に、種々の物事を見聞きすると感ずる現象。
2. 現実がもつ確かさが無いこと。
3. 現実のあり方とは別に心に描くもの。将来実現させたい希望・理想。
《多く「―の」の形で》 現実を忘れてうっとりするような、すばらしいもの。
4. 《「―にも」などの形で、打消しを伴って副詞的に》 たとえ夢⑴の中であろうと。少しも。決して。
志
1. こころざすこと。こうしようと心に決めたこと。
2. 厚意。親切。
「夢」は、現実を直視せずに、頭の中で描く希望や理想
「志」は、実際にやると決めたこと
です。
もっと言えば、
「夢」は自分のために、「こうなったらいいな~」「こうしたいな~」というものです。
「志」は誰かのために、「こういうことをする」というものです。
「志」という言葉に対して、どのような印象を持っていますか?
という質問をセミナーや講演などでよくしています。
あまり「志」になじみがない方にきくと、
「恐れ多い」とか「経営者が持つもの」とか
「戦前の考え」というような意見もありました。
一方で、「志」を日常で意識している方にきくと、
「あり方」「生き方」や「追求するもの」
「相手の志を知ることで一緒によりよい仕事が出来る」
という意見がありました。
一見「夢」のように思う内容の「志」もあります。
例えば、
スティーブジョブズは、「電話を再発明する」と言いました。
叶わない頭の中の空想=夢のようにも思えましたが、
「人のため」に「行動する」ことで、実際に「iPhone」という形で叶えました。
個人的な夢も、行動すれば叶うでしょう。
ですが、「自分以外の誰かのためにもなる」ということを入れて行動すると
より早く、人の力も借りて実現することが出来ます。
志を知ることで繋がるとは、
「自分はこの生き方を大切にしている」と伝え合うことですから
お互いに生き方を尊重できますし、
自分が相手のどんなことにお役立ちできるかが分かりやすいです。
もちろん逆もしかりで、相手が自分にとても良い形で援護してくれることもあります。
途中で志が進化していくことはあります。
ですが、本当に心の底から、魂から見出した志は、
言葉の表現が変わったり、対象が広くなったりしたとしても、
芯の部分は変わらないものです。
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