お金の真実 その2
レノンリー「さて、皆に質問するけど、
自分の全財産が、財布に入っている小銭しか無くて、
住む家も食べるものも無く、頼れる人もいない。
目の前に二つのものが置いてあって、どちらかを自分のモノにできるとする。
一つは金の延べ棒一本と、
もう一つは金の延べ棒と同じ金額の、600万が入ったジュラルミンケース。
どっちを取る?」
全員「迷わずジュラルミンケースです!」
レノンリー「何で?」
ジョーイ安西「金の延べ棒を持ってても、何処で売ったらいいかもわからないし、
そもそも直ぐに使う事が出来ません。」
レノンリー「そうやねん!
金の延べ棒の方が価値があるって分かってるのに、
「お金」の方が圧倒的に便利やから、俺達はケースの方を取る。
でも実際、一万円札の紙切れ一枚に、一万円の価値はない。
せいぜい制作費用は2円程度ってところじゃないか?
だけど、家を借りるのも、ラーメン食うのも、
金の延べ棒じゃできなくて、2円の福沢諭吉なら出来る。
「お金」は何にでも交換できる、非常に便利な道具だからだ。
なので、この2円の札束が100枚あると、殺人が起こってしまう。
それは、この紙切れに価値があると、皆が信じているからに他ならない。
「お金」っていうのは、本来、人間が人間らしく暮らす為に、
便利になるように作られたモノなのに、「お金」をめぐっての争いが至る所で起こっている。」
レノンリー「動画を観たら、お金に権力がついたのがよくわかる。」
ジョーイ安西「・・・・・俺は、何の為に働いているのか・・・・・、
本当に分からなくなってきました・・・・・。」
レノンリー「俺もこの事実を知ったとき、働くことがバカバカしくなった。
ただ、これも全て、幻想でしかない事を理解してほしいねん。」
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リッツ(安西律子)
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