「お母さん、ごめんね。 いままでありがとう。」
30年以上過ぎてやっと言えた感謝の言葉は、今でも忘れる事が出来ません。
その後、母と長い時間話し合えました。
不思議と変に凝り固まっていたワダカマリはほぐれていき、
感謝と謝罪の言葉がすんなりと口から出てきたのです。
私を見送る母。
その姿が小さくなっていくのを覚えています。
母の激しい破天荒な性格は、もともと持っていたものなのか。
と理解できました(笑)。
子供が生まれた今でも、母とは非常に良い関係を続けています。
リッツがこの世に出現できたのは、父と母がいたおがけです。
リッツがこの年まで生きる事が出来たのは、
母と義父が養ってくれたおかげです。
リッツが文字を読めてかけるのは、学校に通わせてくれた両親と、
リッツに学を教えてくれた先生や国の方針です。
リッツが好きな事があることに気が付けたのは、
リッツの挑戦を受け入れてくれる環境があったからです。
リッツが様々な人間関係で色んなことを学べているのは(今もですが)、
リッツと関わって下さった、沢山の方達がいるからです。
リッツがここに居れるのは、「生きることを許してくれる」この世界があるからです。
今この瞬間、この時に・・・・。
生きていることに感謝を。
ほんとうに有難い。
心からのありがとうございますを、生まれて初めて母に言えた気がしました。
自分の人生の手綱を、リッツは他の人に任せていたのです。
でも、ほかの人なんて存在しないのです。
リッツはリッツの人生を、ちゃんと歩いていかなければいけなかったのです。
これからもまた迷うこともあるでしょう。
まだ不安が全て取り払われたわけではありませんが、
今までの霧の中にいたような感じは無くなりました。
ココからリッツの「武学」人生がはじまったのです。

リッツ(安西律子)

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