武学オンラインコミュニティー事務局の山本博之です。
今回は1日目に武学の基礎的内容と志禮法、2日目は弥勒波之型二十六分解手の収録を行いました。
公開収録の内容は武学オンラインのコンテンツとして武学指導者育成のために使わせていただきます。
【1日目】
今回の武学の基礎内容の部分は特に武学指導者には必須であり、一人一人が実践している必要のあるものです。
目的意識、三大稽古(仕入・体得・活用)、夢と志の違い、抽象度、主体者確認など、武学に触れたことのある方ならどれも聞いたことのあるテーマです。
今回僕が改めて感じた点としては「志」を高く持つことはぶつかりを生じることにも繋がる可能性があり、だからこそ礼が必要であるという点です。
「礼で和する志」の意味がスーッと入ってきました。
ぶつかることが悪いわけではなく、ぶつかったときこそ主体的に自らがゼロ化して第三案を導き出せるようにする。
1つの系、1つの抽象度の中で捉えず、その外に出ることで宇宙全体を俯瞰して観ることができます。
武学は非言語対人が基本になりますので、1%の仕入のときにはコンセプトの説明のために言語を使いますが、残り99%は非言語対人での稽古になります。
小宇宙である身体の可能性をひらくことが宇宙の可能性をひらくことになります。
だからこそ、絶対にリアルの場が必要であり、リアルでの交流、対人稽古に継続して取り組むことが大切です。
オンラインから初めて武学に出会った人はリアルに出ないまま仕入稽古を続けてしまうこともあるかもしれませんが、おすすめしません。
オンラインは非常に便利です。
好きなときに必要な情報を確認できます。
しかし、それだけでは決して身につかないのが武学で扱っている内容です。
身につけるためにはリアルの場での対人による反復稽古が必要であり、身につけた状態だからこそ日常のいかなるときでも活用できます。
この三大稽古(仕入・体得・活用)をいかに自分の生活の中で回していけるか、習慣化させていくことができるかが鍵になります。
幸いなことに、今では彌勒相対力学研究所のメンバーで主催・運営しているエリアコミュニティがあります。
武学に出会ったけど、体得稽古する環境に困っている方にははじめにエリアコミュニティに参加してほしいと思います。

【武学エリアコミュニティポータル】
https://kyouiku.co.jp/area/

2日目は弥勒波之型二十六分解手を対人ワークもやりながら深めていきました。
手印など細かい部分は動画ではなかなかお伝えしにくいですが、実際に対人でのエネルギーコントロールを通して自分自身の手印のポイントを掴んでいくことになります。
収録のなかで二十六分解手のワークが進むに連れて参加者のゼロ化の深さが増していき、エネルギーがどんどん通るようになっていくのを感じました。
二十六分解手は手印のポイントなどをおさえてきちんとやることで驚くほどのゼロ化が得られます。
その一方である程度禮法や弥勒波之型8動作を練り込んだ方でないと難しいと思います。
それに対し、志禮法は覚えるのも伝えるのも弥勒波之型よりも扱いやすいため、弥勒波とはまた違った可能性を秘めています。

武学は本当に面白いなと思います。やればやるほど深められますし、確実によりよい世界創造に繋げていけます。
仲間と共に、コミュニケーションを通して武学三軸(志・禮・行動)をバランス良く整えていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【次回の公開収録】
2022年9月25日と26日です。テーマや合宿詳細が決まりましたらお知らせいたします。



山本博之

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