マインドセットについて、7つの習慣に出てくる重要度と緊急度のマトリクスに、独自の見解を加えてお伝えします。
まず、この表についてお伝えします。
①緊急かつ重要
緊急にやってきた、今対処しないといけない重要なこと、が多くあたります。
(自分で緊急になるまでやらない、ということもあります)
②緊急ではないが重要
緊急でないために先延ばしにされがちなことですが、その分重要なことです。
この時にやらないことで、①の緊急かつ重要な締め切り間際の仕事になる場合もあります。
③緊急だが重要でない
日常の大半がこの領域に費やされがちです。
①と合わせて「やらなければならないこと」とくくられがちです。
緊急ではありますが、目的や目標にはあまり貢献することはありません。
④緊急でも重要でもない
存在しないと思いたがる傾向にある領域ですが、結構な時間を費やしています。
意識して取り入れることでリラックスしたり、日常に潤いを与える時間にもなりますが、その場合は②に分類する人もいます。
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人には平等に24時間がありますが、②は意識しないとなかなか時間を作ることが出来ません。
②の緊急ではないが重要なことには、広く遠くを見つめる視点が必要となりますが
どれくらい広いのか
どれくらい遠いのか
という違いが出てきます。
広さは、自分ひとりから始まり、家族、友人、会社、地域、国、世界、人間、動植物などがあります。
遠さは、1年後、5年後、10年後、自分が死ぬまで、死んでからの10年、100年、300年などがあります。
世界や死んでからなど考えるのはかけ離れている・・と感じるかもしれません。
今の自分には必要ないと感じるかもしれません。
その際には、自分と、自分に関わる人、これから関わるかもしれない人からはじめてみてください。
広さと遠さの視点を考えるときに必要なことが「志」と「目標」であると私たちは考えています。
志は、
「何を成し遂げたいのか?」それは「なぜか?」「何のためか?」を明確化すること
目標は、
志のために、「いつまでに何をするのか?」を明確化することです。
志と目標がセットになったとき、一本の筋が通り、ぶれない自分軸や判断基準が出来てきます。
また、「今何のためにこの行動をしているのか?」を振り返りやすくなります。
人は諸行無常、変動するものですので、一度セットしたものがぶれることもあります。
またセットしたこと自体が変わっていく場合もあります。
一時的な変化なのか?自分の指針の変化なのか?
志という基準があることで、変化を観測することが可能になります。
リーダーとは、重要度にフォーカスしている人、①と②の領域に多くの時間を費やしている人です。
間違いやすい認識として、「リーダー」と「管理者」の違いです。
管理者は、緊急度にフォーカスしている人、①と③の領域に多くの時間を費やしている人です。
武学オンライン講座では、「リーダーに武学を伝えたい」とお伝えしています。
リーダーは、広く遠くを見つめる視点と、目先を見つめる視点の両方が必要です。
武学三軸「志×禮×行動」をバランス良く整えることで、誰もが自分の可能性に氣づき、持てる力を存分に発揮し、多くの人や社会に貢献する事ができる「武学オンラインコミュニティー」を作りました。
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