今回は、「日本の価値観」についてお伝えします。
先に結論からなのですが、
葛藤→共生→調和→融合
これが日本の価値観です。
「葛藤」とは、相反する動機・欲求・感情などが存在し互いに譲らず対立しそのいずれをとるか迷う状態。
どちらが正しいか?の分離が起こる状態です。
「共生」とは、違いは違いのままで、お互いを尊重し合う状態。
「調和」とは、相手と自らの接点を探し出し、つり合いを取りまとまっている状態。
「融合」とは、完全ではないかもしれないが、ひとつになる状態です。
この価値観・・・というよりもプロセスになるかもしれませんが、
クリスマスを祝い、
除夜の鐘を聞き、
神社にお参りする、
というようなことが起こります。
クリスマスも最初は、違和感を持って受け止められていたかと思いますが、
いつの間にか「日常的」になっています。
バレンタインデーもホワイトデーも同じです。
技術的な面で言えば、
「ソニーのウォークマン」も、
ラジオとテープレコーダーを融合していきましたし、
「自動車」も同じです。
アメリカで開発されたT型フォードなどを参考に、日本で独自の車(軽自動車など)を開発するようになりました。
少しだけ理論的にはなりますが、
「葛藤→共生→調和→融合」は「チームビルディング」にも当てはめられます。
「仲間づくり」というのも同じ意味です。
「チームビルディングのプロセス」は、心理学者のタックマンが提唱した、チームビルディング(組織づくり)における発展段階のモデルである「タックマンモデル」(形成期→混乱期→統一期→機能期)にも一致します。
「武学」における、体と心の状態も同じである
と言えます。
「葛藤」:体と心のバランスが取れていない状態
「共生」:体と心のバランスが取れていないことを知った状態
「調和」:体と心のバランスを取ろうとする状態(トレーニング)
「融合」:体と心のバランスが取れている状態
単純に、このように当てはめることができます。
・・・というよりも、この原理が先にあると思いますが、どちらでも構いません。
「融合」し、バランスが取れる状態になると、
図の通り、ベクトルの向きがそろいますから、
より大きな力を発揮できることになります。
しかしながら、
単にベクトルをそろえただけなのであり、
元々その力は持っていた
とも言えます。
元々持っていた力を、日常で出せるようにする
というのが、武学での学びであり、
元々持っていた力を、日常で出せるようにするということは、
「誰もが自分で物を考え、いかに生きるべきかを自ら学ぶ」ことにつながりますから、
「徳の体得」
と表現することもできるのです。
武学三軸「志×禮×行動」をバランス良く整えることで、誰もが自分の可能性に氣づき、持てる力を存分に発揮し、多くの人や社会に貢献する事ができる「武学オンラインコミュニティー」を作りました。
「武学オンラインコミュニティー」を無料で体験できる「開門版」にご参加いただけます。