「徳育」とは何でしょうか?
今回は「徳」と「徳育」についてお伝えします。
いかに強くなるか?
私は強さを追い求めていましたが、ある時武学の師匠に言われます。
「強くなるというのは、弱いということだ。」
「本当の強さとは、周囲が自分に協力してくれる状態だ。」
「徳を積むことが最大の強さにつながる。」
今になってやっと意味がわかりますが、
自分が誰かより強くなる
ということは、
自分が弱い存在であると自ら定義付けする
ということなのです。
師匠の言葉を受け、私は「徳」について研究することにしました。
そうすると、
国によって「徳の定義」が少しずつ違うことに氣づきました。
アジア圏の「徳の定義」は、漢字にヒントがあります。
「徳」という漢字は、
・行動を示す「ぎょうにんべん」
・素直な心を示す「直」+「心」
で構成されます。
テクニックを使って行動するのではなく、
原理原則に沿って行動する
という意味で
人間力=ヒューマンスキルの最高レベルが「徳」
なのです。
もう少し詳しくお伝えします。
自分が自分を創造した創造主の立場で自分を観たときに、
「最高の生き方をしているか?」
「何を成し遂げて死んでいくのか?」
を
「その通りだ」と言えるのかどうか?
ということです。
冠位十二階(かんいじゅうにかい)は、日本で604年に制定され、605年から648年まで行なわれた冠位です。
ここにも「徳」がいかに高いのか?が出てきます。
大徳
小徳
・
大仁
小仁
・
大礼
小礼
・
大信
小信
・
大義
小義
・
大智
小智
五行思想は中国の思想的産物ですが、仁礼信義智の順序で五常(儒教の徳目)を並べて地位の表示にし、「徳をその上に置く」という発想がなされています。
「冠位十二階」も「人は大きな徳で生きるべき」ということを伝えているのだと感じます。
今回の動画は約6分30秒です。
「徳について」「徳育について」をお伝えしています。
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