会社や組織の運営形態・・・どのように統括するか?
大きく分けて2種類の統括方法について、お伝えしてみたいと思います。
「国譲り神話」では明確に語句が使い分けされており、
「シラス」
と
「ウシハク」
です。
「国譲り神話」というのは、
出雲地方を治めていた大国主神が、
大和朝廷に国を譲り渡したという日本神話のこと。
国を譲り渡したのが大国主(オオクニヌシ)です。
大国主の治政のやり方は、
国の主人となる=領土領民の上に君臨する、
という統治形態
いわゆるトップダウン型
を示しますが、
これが「ウシハク」です。
「ウシハク」=「主人(ウシ)」が「履く(ハク=所有する)」
の意味です。
決して「悪」ではなく、
何も知らない・何もないところから行うには、
トップダウン型は必要です。
天照大御神の使いである建御雷神(タケミカヅチノカミ)は、
国譲りを迫る際に、次のように伝えます。
天照大御神の命もちての使せり。
汝(な)が領(うしは)ける葦原の中つ国に、
我(あ)が御子の知らさむ国と言よさしたまへり。
かれ汝が心いかに。(古事記)
(原文)
「天照大御神・高木神之命以問使之。
汝之宇志波祁流葦原中國者、
我御子之所知國、言依賜。
故、汝心奈何。」
「シラス」=「知らしめる」で、
何かをやろうとするときの情報の共有化を意味します。
つまり「知らせ」を聞いた皆が情報を共有化し、
互いに必要な役割を定め、
みんなで一致団結、協力して国造りをする、
ということであり、
ボトムアップ型
です。
「ウシハク」と「シラス」を図示すると、
次のとおりです。
「シラス」型に必要なことは、
会って議する「会議」。
ひとりひとりが対等な立場で、
全体最適・部分最適化を図ることで、
より善い組織となっていきます。
武学オンライン講座の中では、
会議法についても扱います。
一般的なイメージの会議とは違い、
面白く進行でき、スピーディーなものです。
武学三軸「志×禮×行動」をバランス良く整えることで、誰もが自分の可能性に氣づき、持てる力を存分に発揮し、多くの人や社会に貢献する事ができる「武学オンラインコミュニティー」を作りました。
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