武学を理解する
武学を理解するために、武学に関する一部コンテンツの概要を提供しています。
映像や文字などのコンテンツから得られる情報は限られてきます。
稽古会や講座などに参加されることで、自身に落とし込むことができます。
武学の初級
武学を学ぶ上で最も大切な部分です。
武学三軸をバランスよく整えていくこと、主体をもつこと、一人でやらずチームで取り組むこと。
この3つを知識で覚えるのではなく、日常に落とし込むために、日々意識して行動していくことが大切になります。
武学三軸について
縦軸が志(生き方)、横軸が禮(あり方)、
斜めの軸が行動(やり方)としていますが、
軸の方向は重要ではありません。
この三つの軸がそれぞれ整って進んで行くことが重要です。
志は人生の方向性であり、究極的な言い方をすると生まれた意味です。
志が達成されたら命を全うしたと言ってもいいでしょう。
そのゴールに向かって進むことで自分軸がある状態と言えます。
自分の人生の目的に向かっていく上で一人では達成できないことがたくさんあります。
そのような時に他者との調和が必要になり、禮が重要になってきます。
他者の志や目的を尊重し、それも含めて自分の志を達成できるよう行動していく、そのためには禮は欠かせません。
志という進む方向が決まっていて初めて何をすべきかという行動内容が決まり、それを達成するためには他者との調和が必要になることから禮が欠かせません。
この武学三軸をバランスよく整えることがとても大切です。
武学三軸についての動画(3分25秒)
主体者確認について「ポテンシャルを最大限引き出すために必要なこと」
武学三軸と並んで重要なことが「主体性」です。
全ての問題解決と未来創生の責任は誰にあるのか。
それは自分自身です。
どれくらいの想いで取り組むのか。
それは数値で表現するとイメージがつきやすいです。
2%の想いで取り組むのか、100%の想いで取り組むのか、どちらが主体で取り組んでいるのかは明白です。
また、この武学三軸の主体性で重要なことに想いの%に加えて重要なことがあります。
それは「いつから」取り組むのか、です。
この世は今しかありません。本当の主体性を発揮するためにも自分自身が100%の想いで、今から取り組みましょう。
主体者確認についての動画(2分8秒)
行動するために必要なこと「チームを組むことの重要性」
志成就のためには一人一人の得意なことを掛け合わせたり、
適材適所の行動が必要になってきます。
その際に、禮で和する志となるか、が鍵になります。
志と主体性があることで時にはぶつかってしまうこともあります。
そのような時は武学三軸を思い出し、禮で他者と調和することで全員の志成就に向かっていくことができます。
行動するために必要なことの動画(2分27秒)
武学の基礎
い建物を建てようとしたら、基礎を下に造らなければいけません。
基礎を理解し、日々積み重ねていくことが重要になってきます。
具体的に行動に落とし込んでいくためのパートとなっています。
世界と個人と組織のリンク付け「理想と現実のギャップを解消するために大切なこと」
世界で起きている問題、
個人的に抱えている問題、
組織・チーム内での問題。
この3つの問題は全てリンクしていて、
根本的な原因は同じです。
世界や社会に問題を感じるのは、自分がそれを問題に感じるからです。
自分の中の問題が解決されれば世界や社会への問題が消えるし、その逆も同じです。
そして、世界や社会をより良くするためには、一人では難しいのでチームや組織を通じて行います。
その組織の中でまた問題が出てきますが、組織の問題が解決すれば目的にも近付いていきます。
別の問題と切り分けて考えないこと。
全ては繋がっており、根本的な原因にフォーカスして行動していくことが大切になります。
世界と個人と組織のリンク付けの動画(2分24秒)
闇から光「問題点から観ることの重要性」
武学は闇から光を観ます。
光の部分は一人ひとり異なることが多いですが、
闇の部分は共通していることが多いです。
チームシップを機能させる上で闇の部分が
共有されていることはとても重要です。
世界の問題は何かと質問した場合、多くの方が同じような回答をします。
そのように問題に対する認識は共通していることが多いです。
これは個人、組織のレベルでも同様ですのでチームとして結束を強くする意味でも共通の問題意識をもち、それに対して一人ひとりが主体者としてチームで解決にあたることがこれから求められる力になります。
闇から光の動画(3分35秒)
目的と目標の違い「”達成すること”を追いかえる落とし穴」
目的と目標は言葉としては似ていますが、
意味は異なります。
目的は探求、追求するものであり方向性です。
人生の目的といえばわかりやすいでしょう。
志も目的であり、方向性です。取り組みによって今の志からさらにブラッシュアップされることもあります。
目標は目的に向かう過程で達成されるマイルストーンになります。
一言で言い分けると目的は追求するもの、目標は達成されるものです。
目的に沿った目標設定をしなければ目標を達成しても目的に向かうことはできません。
目的と目標の違いの動画(2分21秒)
バックキャスティング「逆算思考の重要性」
武学三軸にある通り、志を創ることはとても重要です。
ポテンシャルエネルギーの点からも
志を言葉にするとエネルギーが大きくなります。
一方で、自分の現在地から物事を考えてしまうと
志を創れないという人もいます。
自分の周りの人にさえ益していない自分が全世界に益するなんて無理だと感じてしまうこともあります。
エネルギーは意図に従うため、現在地から考えてしまうと流れるエネルギーの規模が小さくなってしまいます。
まずはゴールから観て、それを達成するためにはどのようなことが必要かという逆算思考が重要です。
理想を観たときに今の自分がどうであるかは関係ありません。
バックキャスティングの動画(2分40秒)
何故とどのようにしたら「悩みをエネルギーに変換する思考法」
「なぜ」という思考は原因追及のときに役に立ちます。
多くの場合がトラブルなどのネガティブな
できごとに対して思考してしまう
「なぜこんんなことになってしまったのだろう」
という「なぜ」です。
未来をよくする思考法としては「どのようにすれば」という思考です。
うまくいったことがあれば「なぜ上手くいったのか」という思考をすべきです。
なぜとどのようにすればという思考をうまく使いこなして取り組んで行きましょう。
何故とどのようにしたらの動画(4分1秒)
志を引き出し一文化する「人生の指針のパッケージ化」
人は感情があることで行動します。
時には志とはかけ離れた感情で
行動してしまうこともあるかもしれません。
志を創ったときに、なぜその志が出てきたのか、
そのときの感情とセットにして志を一文化することが大切です。
その志の一文を人生の指針として常に忘れないようすぐに口に出して言えるように、いつでも書き出せるようにしておきましょう。
また、志を一文化しておくことで、人に自分の志を伝え協力してもらうときにもその想いを伝えやすくなります。
志を引き出し一文化するの動画(2分13秒)
武学の日常活用
武学を日常に活用するために大切な4つのポイントについて解説していきます。
志のストーリーについて「想いの源泉を伝える」
志を一文化して人に伝えたときに、
その時の思いや熱量が相手に伝わることがあります。
そういった時のためにやるべきことが
志のストーリーをまとめておくことです。
自分の想いを伝えることで
協力や応援を得られやすくなります。
また、常に志を意識することにも繋がるので、機会があった時に話せるようにしておくことが重要です。
志のストーリーについての動画(1分49秒)
コミュニケーションについて「”伝えること”より”伝わること”の大切さ」
武学におけるコミュニケーションで
重要なことが非言語でのコミュニケーションです。
言語でのコミュニケーションでは嘘をついたり、
本当の事を伝えたつもりでも誤解が生じる可能性もあります。
会話において言葉で伝えているつもりでも言葉以外のしぐさ、口調、声のトーン、表情、話すスピードなど非言語で伝わっていることの方が多いです。
武学の稽古では非言語対人による体術稽古を行ないます。
これはまさに非言語でのコミュニケーションを通して、相手を通して、自分の状態を認識していく稽古です。
あなたの志を伝えようと言葉にしても、実際はその奥にある非言語の部分で相手に伝わっています。
コミュニケーションについての動画(3分)
習慣化について「積み上げていくことの重要性」
物事を積み上げていく方法として
武学では次の3つが大切です。
仕入、体得、活用の3つです。
まずはこれまで自分には無かった情報を仕入れます。
これをそのままにしてしまったらすぐに忘れてしまいますし、
当然使うこともできません。
仕入のあとはそれを何度も繰り返して学習し、自分に定着させる必要があります。
それが体得稽古の段階です。十分に体得できたところから日々の日常に応用していくことができ、それを活用稽古と呼んでいます。
これらを習慣化することができれば確実に成長していくことが可能になります。
習慣化するときに重要なポイントは、できるだけ負担が少ない変化を付けていくことです。
すでに習慣化できているものと新しく習慣化したい内容を入れ替えていく作業が負担が少なく積み上げていく方法です。
習慣化についての動画(3分6秒)
ラーニングピラミッドとエビングハウスの忘却曲線
学んだことを定着させる方法として
ラーニングピラミッドと
エビングハウスの忘却曲線があります。
受動的な学習よりも能動的な学習の方が
記憶への定着が大きくなります。
ただ話を聞いているだけでなく、自分の感じたことや経験からその内容について誰かにシェアする、なども有効です。
また、定期的に思い出す、定期的に取り組むことでさらに自分の中に残ることが増えていきます。
ラーニングピラミッドとエビングハウスの忘却曲線の動画(2分57秒)
まとめ
これまで武学についてのコンテンツを提供してきました。
ただ、武学は知ることや教わることが重要ではなく、実践して身に付けることが重要です。
また、実際にリアルで体感しなければ、その情報量の1%も受け取れてません。
より深く知りたい、実際に体感したいという方は、是非稽古会や講座にご参加頂ければと思います。