今回は「日本語」についてお伝えします。

まず、日本語の源流は明らかではありません。

「北方系のアルタイ語系」とする説は、明治時代末から特に注目されていますが、単に少し似ているだけ。
「南方系のオーストロネシア語系」と音韻体系や語彙に関する類似もありますが、解明されておらず、北方系と南方系を混合させオリジナルの昇華させたのではないか?とも言われています。

漢字が日本に入ってくる前から使われていた「話し言葉」が「大和言葉」と呼ばれるものです。
縄文時代から使われていたと考えられています。

これ、考えた人がスゴい!と思います。

シンプルな母音と子音の配列、
一語一語に意味がある(音義)

が特徴的です。

日本語の場合、相手が何を言っているのか?はおおよそ意味が伝わりますが、これは「一語一語に意味がある」からです。

例えば、

「は」は「葉・歯・刃」のように、表に出ているもの、を示します。
「な」は「仲間・凪ぐ・和やか」のように、調和、を示します。

これにより、

「はな」は「表に出ていて調和している状態」を示すことになります。

「鼻」は、顔の真ん中にあって調和していますし、
「花」は、地面から出ていて美しく調和していますし、
「華」は、内面が表面に出ていて調和しています。

ただし「はな」だと、どれなのだか区別がつかないので、漢字を使って区別することができていますが、元々同じ意味です。

同じように、

「か」は「風・影・彼方」のように、幽玄・奥深い・疑問を示します。
語尾に「か」をつけると、いきなり疑問形になるわけです。
「み」は「身・実・看る」のように、本質・優しさを示します。

「かみ」は「幽玄で奥深く、本質的・優しいもの」を示すことになります。

「神」「髪」「紙」「上(かみ)」は元々同じなのですが・・・

神を「God」としてしまったので、別格になったのでしょう、きっと。

50音

「あ」は、最初の音ですので、「祖音」と言います。
「自分」を表します。
「あ・あれ・あたし」であり「わ」と表裏一体なので「わ・われ・わたし」です。
(※表裏一体:な行とは行の間で2つ折りにすると、あ行とわ行が重なります。)

「相手」のことは「な」で示します。
「な」は調和を示します。
もしも相手を「信用できない」と考えていたとしたら「な」は使わないと思います。

また、同意を求める=調和を求める際にも「な行」の音を使います。
「な?」「ね?」などです。

今いない「第三者」のことは「か」で示します。
「彼・彼女」がそうです。
「か」は「幽玄・奥深い」転じて「はっきりしない」ということを示します。


このように、日本語は奥深いものです。

以前に古事記についてお伝えしていますが、

どんな言葉を使い、どんな歴史を持ち、どんなアイデンティティを持っているのか?

を理解しておくことはとても重要なことです。


 

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