オンライン講座内限定の連続講座にて
講師としてのあり方のレクチャーがありました。
◆「伝える」と「伝わる」の違い
「伝える」は、伝えようと頑張る状態です。
背伸びした自分ではないものを表現してしまい、
自分よがりになる可能性があります。
「伝わる」は、どうしたら相手に伝わるか?何が伝わっているか?を意識しながら、
ありのままの自分で表現する状態です。
武学では、自学自育は当たり前、
それにプラスして、自分以外を使って自分の状態や習得ぐあいを確認する
ことを大切にしています。
武学は、自分と相手のエネルギーコントロールの活学です。
◆継続力の5つのポイント
リー先生は
「どうしたら人生成功するか?」
「どうしたらコミュニケーションが向上するか?」
「どうしたら自己肯定感がアップするか?」
という質問をされたとき、
能力を磨くより大切な5つのポイントがあると言います。
それが、
・最後までやる
・丁寧にやる
・誠実に対応する
・やり遂げる
講師としてだけでなく、すべてに対してその姿勢を続けることで
学歴や資格ではない部分の信頼が積み重なっていきます。
言われると、当たり前だなぁとも思いますが、
実践し続けるとなると、出来ているだろうか?と
自らを省みることも必要に思いました。
◆伝わるエネルギーの状態で伝える時のテクニック
最後にテクニックを書くと、テクニックの方に気を取られるかもしれませんが
「伝わるエネルギー状態であること」
を前提として、次の4点を意識して講座を進行します。
・スピード
「雰囲気のコントロール」が重要です。
スピードが遅くなると途端に場が悪くなります。
スピード感を落とさない、キープすることを意識します。
・グランドルール
例えば、「楽しむ」「携帯オフ」などですね。
講座の冒頭で全員に承認を頂いたルールは、
自分が守る、相手にも守らせることが大切です。
常に守られていることを意識します。
・ミッション
講師としても、何のために講座を行うのかが大事です。
人生の志と一致している方が、本氣度・濃密度がアップします。
また、講座に参加していただいている方にも、
この講座は何のために行うのかを明確にし、
ご自身で何を持ち帰りたいのかを明確にしてもらいます。
・声の大きさ/体の動き/視覚
視覚・聴覚・体感覚に働きかけることで、より伝わりやすくなります。
講座に限らず、歌詞や詩、プレゼンなどの描写でも意識すると有効です。
これらの英語の頭文字を取って、SGMAと言っています。
シンプルでありながら、探求していくととても深い「講師としてのあり方」
体術と同じく、何度も繰り返し実践することで掴んでいくものだと感じています。