今回は「会議の進行役「ファシリテーター」7つの役割~その4~」をお伝えします。

会議を行う上で、最も重要なのは進行役、「ファシリテーター」です。

今回から「ファシリテーターの7つの役割」をお伝えしていきます。

まず、ファシリテーターの役割は、一言集約すると

「雰囲気コントロール」

となります。

「雰囲気コントロールのためには何が必要か?」が7つの役割に細分化されています。


今回は

役割4:発問と質問

です。


ファシリテーターが存在感を消すための目的は

「場から取り出す」

ことです。

「場から取り出す」とは、

レクチャーすることではなく、

その場に応じて発問・質問両方使いこなし、

議論を活発にすること

です。


発問と質問については、文部科学省で簡略な定義がされています。

「質問」は子供が本文を見ればわかるもの。

「発問」は子供の思考・認識過程を経るもの。


「質問」の例です。

Q)桃太郎は鬼ケ島へ鬼退治に行ったのですか? 
A)はい

というように、YES/NOで答えられる問いや、

Q)桃太郎はどこへ行ったのですか? 
A)鬼ヶ島です

というように、

一問一答できる問いが「質問」です。


「発問」の例です。

Q)桃太郎はどんなお話ですか? 
A)桃太郎が、犬と猿と雉と力を合わせて鬼を退治した話。

というように、

自分の言葉でまとめる必要がある問いが「発問」です。


特に「発問」の場合は、

漠然と質問すると漠然とした答えが返ってきてしまいます。

それゆえに、

・何を問うているのかがはっきりしていること
・簡潔に問うこと
・平易な言葉で問うこと
・主要な発問は、準備段階であらかじめ決めておくこと

が大切です。


何かを決める際は、

場の全員から意見を集め、

場の全員で決定します。


進行で困った場合も、

場に問うことで「場から取り出す」ことができます。


例えば、

予期しない大きな問題が明確になったとき、

今ここでこの問題を深堀りするほうが良いか、

時間を優先し議題を進めるほうが良いか、

ということを、

ファシリテーターが決めるのではなく、

会議の参加者に聞いて参加者自身で決めることです。


参加者自身が決めるとは、

多数決などどのような方法で決めるか、

いつ決めるかも参加者に聞いていきます。

これが、「場から取り出す」ことなのです。


会議法=兵術

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