今回は「チームビルビルディングからチーム運営」についてお伝えします。

「チームビルディング」で、

世代は交代するのであり、融合した後はまた葛藤期が出てくるということになるが、融合を目指していくことがチームビルディングには不可欠、ということになります。

とお伝えしました。

今回は、そのためにはどのようなことが必要になるか?についてです。

「やる気に関する驚きの科学」(ダニエル・ピンク)

で検索すると、TEDの動画があると思いますので、ぜひご覧になってみてください。

「やる気に関する驚きの科学」(ダニエル・ピンク)では、

「金銭的なインセンティブは、全体的なパフォーマンスに対し、マイナスの影響を持ちうる」

ということが述べられており、人はお金だけでは動かない、ということになります。

では、何がプラスの影響を及ぼすのでしょうか?

「自主的」「成長」「目的」

です。

・「自主的」:自分の人生の方向は自分で決めたいという欲求
・「成長」:何か大切なことについて上達したい
・「目的」:自分より大きな何かのためにやりたい・役立ちたいという切望

一文化してみると「私は、自分より大きな何かのために役立ちたいと思い、役立つためには成長したい、そしてその役立つ方向性は自分で決断したい」ということになります。

個人の方向性は「志」という言葉で表現でき、「なんのために」「なぜ」生きるのか?ということとも言えます。

そして「個人の志」と所属する「組織の経営理念」と「世界の理想状態」がマッチした時、個人の力が最大限に発揮され、その個人が集まる組織が発展し、世界(社会)に貢献していくこととなります。

やる気に関する驚きの科学

全く同じ「志」「経営理念」「理想状態」でないとしても、方向性が同じであれば、大きなエネルギーが発生するのです。

さらに、どの組織で自分の力を最大限発揮するか、

つまり、どの組織に参加するのか?は自主性=主体者意識が最も機能する、と言っているのです。

これは、アメリカの心理学者アブハム・マズローの「欲求の5段階説(欲求のピラミッド)」でも伝えられます。

マズローは晩年、5段階の欲求階層の上に、さらにもう1つの「自己超越」という段階があると発表しました。

「目的の遂行・達成を純粋に求める」という段階で、自我を忘れてただ目的のみに没頭し、何かの課題や使命、職業や大切な仕事に貢献している状態だと言っています。

この自己超越の状態こそが、パフォーマンスを最大化するために必要なものであり、個人の成長を組織の成長にできる仕組みです。

なぜならば、

「仕事」が「志事」となり、自分なりの意図を持って当事者意識で主体的に行動し、他人と自分の違いを超えて共通の課題を見出し、課題解決への体験・経験を積み、共有化するという「共に学び育つ状態を創り出す」ことが目的となるからです。


 

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