今回は「サポートとヘルプの違い」についてお伝えします。
まずは一見して関係ないと感じるところから。
「知っている・知らない」には次の3段階があります。
①「知っていることを知っている」
②「知らないことを知っている」
③「知らないことを知らない」
③の「知らないことを知らない」段階では、何が問題なのかがわからない状態。
③の状態を②「知らないことを知っている」にすることで問題が明確化でき、「どのようにしたら知ることができるか?」を問うことができるようになり、この結果①の「知っていることを知っている」となります。
①の「知っていることを知っている」になると、それは「経験値」=「ノウハウ」となっていくのです。
野球に例えてみましょう。
日米通算で3,000本安打を達成したイチロー選手は誰でも知っている存在だと思います。
イチロー選手の打法を本で学んだだけでは同じように打つことはできません。
「イチロー選手のようになる」と決めて、バットを持ってバッターボックスに実際に立って、バットを振ってみて、検証改善し、必要に応じて学び、知識を取り入れ「どのようにしたらできるか?」と活用することが大切なのであり、
これが
「活学」
です。
「活学」とは「頭で理解する」だけでなく、知識を基本として「行動」することであり
「知行合一」
とも言えます。
知って行わないのは、知らないことと同じであり、知っている以上は必ず行動が伴う
ということです。
ところが・・・
元々人は、解決するための能力を持っています。
「答えは内側にある」
のです。
できる前提
ということです。
内側にある答えを引き出すためには、
コミュニケーションが必要となります。
では、ここで図が出てきました。
コミュニケーションで答えを出してくるには、大別して2つの方法があります。
「サポートとヘルプ」
です。
あなたは、図の左と右、
「どちらがサポートでどちらがヘルプ」
と思いますか?
図の前提は、
①屋根にハシゴをかけて登ろうとしています。
②左側は、登ろうとしている人を肩車して持ち上げています。
③右側は、登ろうとしている人のハシゴを支えています。
(この図だけではわかりづらいかもしれませんね・・・)
さて、定義は次のとおりです。
「サポート」:支えること=できることを見守り、必要な時に手助けする(できる前提)
「ヘルプ」:助けること=できないことを代わりにやる(できない前提)
大切なことは、
「知行合一」のために「行動」するサポートの仕組みを作る
こうした「仕組みを構築する」ことが必要となるのではないでしょうか?
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