第五回目を迎えた全日本武術祭國際武學大賽。

場所は毎年お世話になります老舗の神仙閣さん。

主催は⽇本創⽣会洪家體術⻘蓮派

年々参加者のレベルも上がり、ますます賑わって来ました。

洪武門といえば、獅子舞の音楽ですよね。

今年も「神⼾華僑総会舞獅隊」の皆さんに来ていただきました。

そして、世界的アジアンパーカッショニスト、チングトゥル&ジェットマサによります演武。

ますますの発展と繁栄を祈る、素晴らしいパフォーマンスを魅せていただきました。

獅子舞の曲に合わせて、洪武門の皆様によります勇壮な演武がオープニングとなります。

今までの各部門優勝者や、中国演武チームSCWP「常笑輝龍」によります演武。

武藝団師範達によりますエキジビジョン演武などなど・・・・。

「場」は大いに盛り上がったところで、演武大会が始まります。

彌勒波の型の演武。

弥勒波とは、動き・手印・エネルギー調整が、その方一つで納まってしまう、

レノンリー師匠が作った究極の型の一つです。

武學體術を始める人が、誰でも最初に行う型の一つでもあります。

その後は、個人の演武になります。

國際規定の套路(型)や、伝統的な古くから受け継がれている型など、

中国武術には実に様々な型が存在します。

有名な太極拳は、世界で最も親しまれている體術でもあります。

国際規定の型もあれば、古くから受け継がれている型もあり、

太極拳も様々な表現方法がある、非常に奥の深い演武の一つです。

太極拳の素晴らしい所は、年齢問わず誰でも取り組めるところですね。

そして器械(武器や道具)を扱った演武に移ります。

武學體術では、武器は棍(こん)が基本です。

ポピュラーなものでは刀・剣・槍・大刀(関羽が使っていた武器)から、

扱いの難しい器械(武器・道具)も数多く存在します。

集団で演舞する事を集対(しゅうたい)と言います。

やはり大人数での演武は見ごたえがありますね!!

武學の仲間達は全国各地におられるので、

集団での演武はとても苦労したと思います。

号令や曲に合わせて、各々が自分のパートをしっかりと稽古して、

前日に合わせて微調整をする。

ちゃんと練習をしていないと皆に迷惑がかかってしまいます。

日頃のチームとしての結束がモノを言う演武種目でもありますね。

女性は煌びやかな衣装に身を包んだりなどして、

とても見ごたえのある種目でした!

そしてその集団演武を音楽に合わせて行うMWM(モーションウィズミュージック)では、

ストーリー性もあり、会場では大爆笑が起こることもしばしば・・・・。

エンターテイメント性も忘れてはいけませんね(笑)。

何よりも、この武學大祭の特徴は、「禮法」の部があることです。

禮をして0化を促進し、相手にその0エネルギーを伝える。

その速さを競う競技は、おそらく世界中探しても、

この大会でしか行われていないでしょう。

子供たちの演武もあったりなど、本当に盛りだくさんな一日でした。

この日の為に一生懸命稽古を積んできた人もいたでしょう。

素晴らしい評価を頂いた人もいたでしょうし、

自分の思った結果が出せなかった人もいたでしょう。

しかし、お祭りは皆で参加して最後は皆で盛り上がるものです。

大宴会会場で沢山の仲間達とお酒を酌み交わし、美味しいご飯を頂き、

普段は会えない人との交流を深める事もとても楽しい時間です。

大宴会では、審判をして下さった先生たちによる(いきなり)パフォーマンスもあったり、

本当に楽しい楽しい一日でした。

素晴らしい仲間達と素晴らしい時間を共有し、

来年に向けての課題も各々できたことでしょう。

素晴らしい「場」を与えてくださった、洪武門、レノンリー老子、

そして日に陰に貢献して下さった「青蓮派」の皆様、

本当にありがとうございました。

更なる発展と繁栄を共に。

禮で和する志を全世界に。

来年の武學大祭の日程は2023年11月25日です。

さらに盛り上げていきましょう!!

【共催】          
⼼意體統⼀総合武術 武藝団
全⽇本武術祭実⾏委員会
武術普及委員会

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リッツ(安西律子)

「武学」を学んではや10年以上・・・・・。 その間に仕事を辞め、結婚をし、 現在は子育て真っ最中です。 私自身が観た視点で、「武学」や、それに関連することなどを、 面白おかしくわかりやすく、お伝えできたらと思っております。 よろしくお願いいたします。

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