それぞれの神が降臨 2

Sの木氏「愚か者ども! よくも、この美しい星をこんな風にしてくれたな! 許さんぞ!」

彼は人間の愚行に本当に怒りをあらわにし、

今にも滅ぼさん勢いでした。

 

論理的で知識人であるSの木氏からは、想像もできない荒ぶる神が降りてきたのです。

しかし、違和感がありませんでした。

私はと言うと・・・・・・・。

 

リッツ「・・・・・みんな、聞いてください! そして助けて!」

私は「助けてください!」と懇願していたようです。

自分でははっきり覚えていません。

 

自分が発表している最後には、どの神も涙を流しながら訴えるのです。

「この世界を救ってくれ・・・・・。」

 

この時、私達は人ではなかったのです。

しかし、神である自分は、実態を持ちません。

実際に行動に移す事が出来ないのです。

 

その歯がゆさと、無力感と、絶望感と、そしてすてる事の出来ない希望を・・・・。

最後の希望を人に託しているのです。

「何故それに気が付かない??」

神は実体を持つ人間に、必死になって訴えかけているのです。

 

体中に物凄い電気が走り、ビリビリとした感覚がありました。

放電してるんじゃないか?

と思うくらいの感覚でした。

頭はボンヤリとしているのに、非常にさえわたっている感覚でした。

 

レノンリー「これが、神の感覚だ。

この感覚を、決して忘れないように。

大丈夫。 もし忘れたと思っても、体が覚えている。」

 

レノンリー「いいか。 これは始まりだ。

一番大切なのはここからで、

一番大変なのはここからだ。」

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リッツ(安西律子)

「武学」を学んではや10年以上・・・・・。 その間に仕事を辞め、結婚をし、 現在は子育て真っ最中です。 私自身が観た視点で、「武学」や、それに関連することなどを、 面白おかしくわかりやすく、お伝えできたらと思っております。 よろしくお願いいたします。

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