「志命」を出す その19

ジョーイ編 その10

ジョーイ安西「俺は自分が何者なのかずっと知りたいと思っていました。

こんなクズのような人生が俺の人生なのか?

何かやることがあるんじゃないのか・・・・?

だけど何をすればいいのかも、どうやって探したらいいのかも、

 

本当に分かりませんでした。

「武学」に出会って、

これだ!!

やっと見つけた!!

 

って思ってたのに、自分自身は無くて、

自分で創るんだって知って、物凄くショックでした。

だけれどもそれは、俺は外に答えを求め続けていたんです。

俺は「武学」を通じて、

 

クズのような人生を変えれることを知りました。

こんな俺でも「志」があって、それに向かって生きていっていいんだって事を、

知る事が出来たんです。

だから俺は、世界大統領になりました。

 

皆が志を持って生きていける世の中が出来れば、

本当に物凄く楽しいと思ったから。」

ジョーイの目は赤くなっていました。

今まで何処か飄々としていてつかみどころのない人だと思っていたのですが、

 

彼は必死に何かを守っていたのでした。

皆泣いていました。

レノンリー「・・・・・世界を救いたいんです~~~。

とか、

 

光あふれる人生を創りましょう~~~。

とか、

信じる者は救われます~~~。

だから良い事しましょうね~~~。

 

そんなこと言ってるヤツの方が、よっぽど胡散臭いし信用できない。

俺にそんな事を言うやつは全員返り討ちにしたわ(笑)。

だけど、俺はジョーイなら世界大統領に向いてると思うわ。

自身の「闇」を認識するって事は、決して楽じゃない。

 

そこにメスを入れて、なおかつその体験を活かして皆に伝えたいと考えたなら、

それは絶対に伝わる。

何故なら俺達は、光も闇も同時に混在している存在だから。」

リッツ「だからジョーイは「武学」を求めたんですね。」

 

レノンリー「お前もな(笑)。

みんなお前みたいに神経が太かったらイイんやけど、そうもいかんからな。」

リッツ以外全員「うんうん。」

ん? またけなされてない??

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リッツ(安西律子)

「武学」を学んではや10年以上・・・・・。 その間に仕事を辞め、結婚をし、 現在は子育て真っ最中です。 私自身が観た視点で、「武学」や、それに関連することなどを、 面白おかしくわかりやすく、お伝えできたらと思っております。 よろしくお願いいたします。

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