神社参拝の基礎知識~その4~

として、今回は、

合掌と柏手

についてお伝えします。

■神社参拝の基礎知識~その1~はこちら■
■神社参拝の基礎知識~その2~はこちら■
■神社参拝の基礎知識~その3~はこちら■


まず・・・

あまり作法にとらわれる必要はないと思います。

氣持ちが大切です。


合掌

合掌は、「手印」です。
両手で結ぶ印相を「手印」と呼び、手印の形に意味があります。
また、エネルギーの調整にも影響します。

神道における、合掌の意味は次のとおりであると思います。


靈體一致

①左手は、靈を表します。
②右手は、肉体を表します。

左手と右手を合わせることにより、

靈と身体がひとつになる

ということを示しています。


合掌の種類もあります。

ひとりひとりに合った合掌があります。

1.堅実心合掌

両手の平および指をまっすぐに伸ばして、
ずれや隙間のないようにぴったりと合わせる、
最も一般的な合掌です。

素直で偽りのない祈りの心を表現すると言われています。

堅実心合掌


2.虚心(蓮華)合掌

手の平と手の平の間に、
空間ができるように合わせます。

子どものような穢れのない心を表現すると言われています。

虚心合掌


3.金剛合掌

指を少し開き、交互に組むようにして
右手を上に手の平を合わせます。
(※お作法上、右手が上と言われていますが、左手が上でも支障はないと思います。)

堅く強くご縁を結ぶ心を表現すると言われています。

金剛合掌


柏手

「柏手」に似た言葉が「拍手」です。

感謝や喜びを表すのが拍手であり、

一応の作法はありますが、

「自分は拍手を何回する」

ということを意識している方は少ないと思いますのと、

流派などにより解釈が異なったりします。

あまり回数にこだわる必要はないと思いますが、

意味が込められています。

短手(みじかて):3回以下

長手(ながて):4回以上
・出雲大社:4回
・伊勢神宮:8回

八開手(やひらて):8回+1回


神道における、柏手の意味は次のとおりであると思います。

音靈による祓い

柏手の「パンパン」の音は、

音靈であり、祓い(邪氣を祓う)と言われています。


柏手の行い方

あくまでも、

「こんな作法もあるのだな」

で大丈夫です。

1.合わせた手をずらす

左手が上、右手が下

となるように、

関節ひとつ分、

右手を下げます。

柏手

先ほど「合掌」のところで、

①左手は、靈を表します。
②右手は、肉体を表します。
→靈體一致

とお伝えしましたが、

靈を少し高いところに置き、
肉体は少し下げることで、

天地と人との共同作業による祓い

になりますとともに、

良い響きがするようになります。

靈=火(か)
體=水(み)

であり、

手を合わせることで「火水(かみ)」の意味にもなります。

覚え方は、

火は上に、水は下に

です。

2.右手をずらす

1.合わせた手をずらす

の後に、さらに右手をずらします。

柏手

日常では、なかなか刺激することのできない

労宮

のツボを刺激できるように右手をずらします。

労宮は氣の「出入口」であり、

氣を使って、祓いを行います。

あと、健康法にもなります。

労宮を刺激すると、ストレス解消にもなりますので。

3.柏手を打つ

2.右手をずらす

の形で、柏手を打ちます。

・出雲大社:4回
・伊勢神宮:8回

と書いていますが、

出雲大社:地
伊勢神宮:天

4回は地を平面で祓い
8回は天と地をそれぞれ平面で祓い

をしています。


再度お伝えしますが、

あまり作法にとらわれる必要はないと思います。

氣持ちが大切です。

興味があれば、

試してみてくださいね。


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