宮本武蔵の「五輪書」に、次のような内容が出てきます。
(※風之巻)

いろいろな早足があるが、沼地、湿地、山川、石原、細道でも敵と斬り合うことがあるので、場所によっては飛び跳ねることもままならず、早足を踏めないところもあるということだ。
わが二天一流の兵法の足運びには、特別変わったところなどない。
いつも道を歩いているように足を運べば良いのである。
敵の拍子に応じて、急ぐとき、静かなときと、その時々の体の状態に合わせて、歩数が不足しないよう、また逆に歩数が過剰にならないよう、そして足取りが乱れないようにしないといけない。

~五輪書 宮本武蔵(致知出版社)~



日常生活の中で稽古を積み重ねていくことにより、

心意体の精度を高める

ことが徐々にできるようになっていきます。


この日常生活ですが、

刻一刻と環境や状況が変化

します。


ずっと家の中にいるわけではなく、

車に乗って出かけたり、

歩いて出かけたり、

電車に乗って出かけたりもしますし、

天候、場所、相手も変わります。


いろいろな場所で、
ありとあらゆる状況で、
体得した何かを使うことができなければ、
それは体得したことにはなりません。


平地ではできても、階段ではできないのであれば、

平地でしか通用しないものである、ということです。

座っている時にはできても、

立っている時にできないのであるのも同じです。


いかなる状況にあっても、できる

このことが最も大切なことであり、

そのために、

日常生活の中でトレーニングする

が重要になります。


まあ・・・ちょっと違うかもしれないのですが、

踊る大捜査線の

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」

と同じようなものです。


特殊な空間の中でしかできないものは、役に立ちません。

その場所に行かなければできないからであり、

何かコトが起こる度に、その場所にわざわざ行く、

ということはなかなかないことです。


つまり、

今この場で活かせる

そのために、日常生活の変化する中でトレーニングすることが大切

なのです。


今回は、約1分と短い動画です。

エッセンスでお伝えしていますので、ぜひご覧になってみてください。




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